受賞論文

Research Awards

Best Research Award (BR)

  • Senxi Li, Takeshi Iwashita and Takeshi Fukaya (Hokkaido University):
    Enhancement of Algebraic Block Multi-Color Ordering for ILU Preconditioning and Its Performance Evaluation in Preconditioned GMRES Solver
  • 中園 翔, 熊崎 宏樹, 内山 寛之 (NTT):
    InvisibleWriteRule: トランザクションの書込み最適化

※ 規定では 1件 選出することとなっているが,採否決定会議で議論したところ,双方ともたいへん優れた論文で,甲乙つけがたく,2件 選出することとなった.

Outstanding Research Award (OR)

  • 該当無し

Student Awards

Best M2 Student Award (BM2)

  • 大黒 晴之(筑波):
    Skew を考慮した MapReduce Shuffle 向け集団通信の設計と評価

Best M1 Student Award (BM1)

  • 平賀 由利亜(奈良先端):
    共有 CNN を用いた高効率な分割推論実行モデル

Best B4 Student Award (BB4)

  • 石田 幸輝(北大):
    DIA 形式と CRS 形式を組み合わせた Hybrid 形式を用いた疎行列ベクトル積のキャッシュブロッキング

Outstanding M2 Student Award (OM2)

  • 辻丸 勇樹(東大):
    LPWA 通信を利用する IoT プラットフォーム向けの電力効率を考慮したゲートウェイ配置手法の研究

Outstanding M1 Student Award (OM1)

  • 羅 博明(東大):
    データベースシステムにおける分析指向問合せ処理のプロセッサ動作モードを考慮した消費エネルギーモデル

Outstanding B4 Student Award (OB4)

  • 田辺 敬之(筑波):
    並行性制御法 Cicada と並列ログ先行書き込み法 P-WAL の結合
  • 林 昌樹(名工大):
    トランザクショナルメモリとロックを併用する並行性制御手法

Outstanding UG Student Award (OUG)

  • 佐々木 伽音(工学院大学):
    TCP BBR と他 TCP の性能公平性に関する一考察

※ 採否決定会議において Outstanding B4 Student Award に選出されたが,第一著者が B3(投稿時)であったため,Outstanding UG Student Award として授賞することとした.賞金等は,Outstanding B4 Student Award と同じである.

Student Awards for Criteria

Outstanding Originality Award (Ori)

  • 井原 央翔(東大):
    LL(*)文法に基づくスキャナレス構文解析器の提案

    • Parr らの LL(*) 文法は、その後、ALL(*) 文法に発展し、ANTLR 4 に実装されたが、それとは別の方向に向かう LL(*) に基づいた研究として興味深い。
    • LL(*) は * なのだからスキャナレスにしてみるという発想は興味深い.

Outstanding Significance Award (Sig)

  • 渡辺 敬之(筑波):
    Masstree の一括構築法

    • 実システムでも使用されるデータ構造について高速な一括構築法を提案しており有益である.

Outstanding Presentation Award (Pre)

  • 見村 朔(東工大):
    LSTM を用いた映像分類システムの学習順序による高速化

    • 読みやすく記述されている。

Outstanding English Award (Eng)

  • 該当無し

Outstanding Effort Award (Eff)

  • 中村 泰大(筑波):
    Group Commit: Friend or Foe?

    • 実際に多くのデータ取得がされている。
    • 方式自体は従来技術の組合せであるが、実際に評価システムを構築し、複数のパターンを実装して評価している点は評価できる。
    • TicToc 等の最新技術だけでなくメニーコア環境と相性が良いと考えられる組み合わせを考慮して提案した技術を実装し,複数実験して評価を示していただけたので多くの考察を産んで面白いと思いました.
  • 一瀬 絢衣(お茶の水女子大):
    Kafka を利用したリアルタイム動画像解析フレームワークのレプリケーションによる性能変化の考察

    • フレームワークの開発に関する部分や実験のための細かい設定等を考えると,相応の時間や労力が必要であったと判断した.
    • 実際に環境を構築し,複数条件にて,実測しています.その点において頑張ったと思います.

Poster Award

  • 樋口 兼一(東大):
    深層学習フレームワークにおけるCPUとGPUの性能解析および最適化
  • 石村 脩(東大):
    ハードウエア階層構造を持つHPCシステム向け、ステンシル計算コードの自動最適化プラットフォーム
  • Ryo Matsumiya (Tokyo Tech / RWBC-OIL, AIST):
    vGASNet: Scalable RMA-based Communication Library for Out-of-core Data Processing

受賞規定

賞の説明

Research Awards
Best Research Award を 1件,Outstanding Research Award を 3件程度,それぞれ選出し,全著者を受賞者として表彰します.賞金は,Best が3万円,Outstanding が 2万円です.

Student Awards
また,第一著者が { B4 | M1 | M2 } 学生(論文投稿時)である論文の中から,Best { B4 | M1 | M2 } Student Award を1件ずつ,Outstanding { B4 | M1 | M2 } Student Award を 3件程度ずつ,それぞれ選出し,第一著者を受賞者として表彰します.賞金は,Best が 1万円,Outstanding が 5千円です.

Student Awards for Criteria
更に,第一著者が B4,M1,M2 学生(論文投稿時)である論文の中からは,Outstanding { Originality | Significance | Presentation | English | Effort } Award を 1件程度ずつ選出し,第一著者を受賞者として表彰します.特に,Outstanding Effort Award は,実装やデータ取得などに対してかけられた time and effort を顕彰するものです.

受賞の制限

同一の論文がこれらの賞を複数受賞することはないものとします.

組織委員長,プログラム委員長,プログラム副委員長,および,プログラム幹事(以下,コアメンバとする)は,受賞できないものとします.すなわち,

  • 全著者を受賞者として表彰する { Best | Outstanding } Research Award は,コアメンバが著者に含まれる場合には,受賞できません.
  • 第一著者を受賞者として表彰するその他の賞は,コアメンバが第一著者の場合には,受賞できません(すなわち,共著に含まれているだけの場合には受賞できます).

その他,各賞には,スコアによる制限があります.