「考える会」

1989年に第1回が開催された JSPP から,SACSIS,ACSI と,名称を変えながら続けられてきた国内会議ですが,通算27回目にあたる ACSI 2016 をもって,先行きが不透明となりました.そのため,その後のあり方について関係コミュニティ全体で前提条件無く議論するため,研究分野間の新たな連携に関する検討会(通称:考える会) を発足し,2016年2月から7月まで,4回に渡るオフライン・ミーティングにおいて議論を重ねてきました.

その結果,以下のことが再確認されました:

  • 各研究会個別の取り組みに加えて,研究会を横断する (cross-SIG) コミュニティ全体で会議等を開催することは,分野間の研究交流のために重要である.
  • 投稿論文を査読することは,論文投稿者の研究の発展,ならびに,若手査読者の経験の増大に資する.
  • 国内会議での発表は研究の初期的な通過点と位置付けるべきである.したがって:
    • この会議への投稿がその後の国際会議・論文誌への投稿の妨げとなってはならない.既発表とみなされるリスクは低減すべきである.また,
    • 初期的な通過点と位置付けるにあたっては,言語を英語に限定することは必ずしも有効ではない.
  • 学生を含む若手研究者の育成の役割を重視すべきである.

xSIG の基本的な構想 は,この 「考える会」において議論されたものです.

「考える会」の議論の詳細については,こちら をご覧ください.