基調講演 A (5/28,16:30-)
- 講演者
- 田中 譲 先生(北海道大学 名誉教授,物質・材料研究機構 MIリサーチアドバイザー)
- 題目
- オーグメンテーション: インテグレーションからフェデレーションへ
- 概要
- 人の知的活動を支援するオーグメンテーション・システムの歴史を、思考の道具としてのシステムから活動基盤となる場を提供するシステムへの発展としてとらえ、その技術基盤の変化をインテグレーションからフェデレーションへの変化と捉え、講演者自身の研究を交えながら、この潮流を振り返ると共に、今後を展望する。
基調講演 B (5/29,15:15-)
並列プログラミング言語処理系,特にタスク並列処理のコンパイラ,実行時システムなどで著名な,Sriram Krishnamoorthy 氏による基調講演です.
- 講演者
- Dr. Krishnamoorthy, Sriram (Pacific Northwest National Laboratory)
- 題目
- Scalable Runtime Support for Task-parallel Programs
- Abstract
- Systems are being built with increasing numbers of compute units and memory domains. The difficulties in programming such systems have led to a renewed interest in abstractions for finer-grained concurrency. These abstractions allow the software stack (compilers, runtime, and OS) to manage system resources and react to events without onerous programmer involvement. While elegant, effective realizations of such programming abstractions require advancements in automated management of concurrency, resilience, and power/energy consumption. I will present some recent advances in runtime systems addressing the challenges associated with task parallelism.
- 発表資料
招待講演 A(5/29, 9:30-)
- 講演者
- 楠 正憲 さん(Japan Digital Design 株式会社)
- タイトル
- ブロックチェーンの実用化へ向けた課題と、仮想通貨規制を巡る論点
- 概要
- Blockchain に対する期待が広がっているが、仮想通貨を除くとその応用は実験の域を出ていない。本講演では仮想通貨が社会から受け入れられた歴史の振り返りを通じて、設計時における Blockchain の要件を説き起こし、国際標準化や技術開発の動向を概観する。また、仮想通貨規制を巡る現状と論点を概観し、今後の Blockchain 研究開発に与える影響を検討する。
招待講演 B (5/30, 9:30-)
- 講演者
- 田中 宗 先生(早稲田大学 高等研究所)
- タイトル
- 量子アニーリングの理論と応用
- 概要
- 量子アニーリングは、組合せ最適化処理を高速かつ高精度に実行できると期待される計算技術である。量子アニーリングは自然計算の一種であり、物理学に基づく計算技術である。量子アニーリングの計算原理そのものを実行するハードウェアが現れてから、量子アニーリングの応用探索が活発に繰り広げられている。また、新しいタイプの量子アニーリングマシンの構築を見据え、理論的な研究も活発に進められている。本講演では、量子アニーリングの理論研究について紹介する。また量子アニーリングの応用探索に向けた最新の動向を述べる。
- 発表資料